おすすめDXコンサルティング会社一覧 » DXにおけるUXの重要性 » UXやUIは外注がおすすめ!理由を解説

UXやUIは外注がおすすめ!理由を解説

誰もが気軽にスマートフォンを利用する時代においては、アプリやWebサイトなどのサービスに見た目のよさとともに使いやすさが求められます。類似サービスが多数存在する場合、使いづらいサービスはすぐに切り捨てられてしまうでしょう。そんなサービスの見た目や使いやすさを左右するUXやUIの設計をプロに委ねることでユーザーの満足度向上やアクセス数/売り上げの増加が見込めます。この記事ではUI/UX外注のメリットやデメリット、そして外注の際のポイントを解説します。

UXデザイン会社ができること

UXデザイン会社への外注を成功させるには、UXデザイン会社ができることとできないことを正確に把握する必要があります。

UXデザイン会社の特徴は、単にサービスのデザインをおこなうだけでなく、サービスの開発そのものに深く関わってUXを設計していく点です。そのなかにはたとえば、

といったものが含まれます。単に紙の上でデザインをおこなうだけでなく、実際の利用状況をフィードバックした改善にまで取り組んでくれるところが特徴といえるでしょう。

依頼するメリット

UXデザイン会社にUI/UX設計を外注するとさまざまなメリットを享受できます。

高い専門性に基づいたUX設計をおこなってくれる

優れたUI/UXの設計にはノウハウが必要です。

たとえばApple社のiPhone、iPad、Macはライバル会社に比べて優れたユーザー体験を提供しているといわれていますが、そのライバルであるAndroidやWindowsはそれを上回るユーザー体験をなかなか出せずにいます。

新たなアプリやWebサイトなどのサービスを開発する際も、一朝一夕で良いものを作り上げるのは難しいでしょう。

優れたノウハウを持つUXデザイン会社にUI/UXの設計を任せることで、自社開発するよりも優れたサービス作りが可能になるのです。

コストの低減につながる

先述のように優れたUI/UXの設計は一朝一夕にできるものではありません。UXデザイン会社への外注によってノウハウ構築までの時間を短縮でき、結果的にコストの削減につながるでしょう。

また、アプリやWebサイトといったサービスの技術は日進月歩であり、ついこの前まで主流だったものがすぐに陳腐化してしまいます。

自社だけで常に最先端の技術を追いかけるのには人的なコストが必要ですが、UXデザイン会社は専門家として常に最新の技術や流行を追いかけているため、手軽にその成果を享受可能です。

開発の管理もおこなってくれる

自社にUI/UX開発の経験があまりない場合、開発を外注した際にスケジュール管理などのマネージメントに不安を覚えるかもしれません。

UXデザイン会社の場合、一般的に開発の進捗管理をおこなうプロジェクトマネージャーが配置されます。直接UXデザイン会社の開発チームを管理する必要がなく、かつ両者をつなぐ架け橋となってくれるため、安心して開発を任せられるでしょう。

依頼するデメリット

UXデザイン会社への外注にはさまざまなメリットがありますが、何も考えずにすべてを丸投げするのは危険です。依頼する際の注意点を解説します。

柔軟な対応が難しい可能性がある

UXデザイン会社に外注する場合、依頼する作業は契約ベースでおこなわれます。このため、自社で作業するのに比べると融通がきかず、柔軟な対応が難しい場合があるでしょう。

これを防ぐには緊密なコミュニケーションをとれる体制の構築が重要です。すべてをUXデザイン会社に丸投げするのではなく、一緒にUI/UXを作り上げるという気持ちで臨むことをおすすめします。

情報漏洩のリスクがある

UI/UX設計はサービスの根幹に深く関わるものであり、場合によっては自社の強みやそのノウハウをUXデザイン会社に伝えなくてはいけないこともあるでしょう。

UXデザイン会社は一般的に複数の企業から仕事を請け負うため、そのUXデザイン会社から情報漏洩が起こる可能性があります。契約書に情報漏洩に関する文言を入れるのはもちろん、運用面でもリスクをできるだけ抑えられるよう考慮すべきです。

外注する流れ

UXデザイン会社への外注が決まったら、以下で紹介する手順で依頼をおこなっていくのがおすすめです。

自社なりのUI/UXのコンセプトを企画設計する

UI/UXを外注するといっても、すべてを丸投げするのはおすすめできません。自社なりのコンセプトを明確化することで、UXデザイン会社がそれにあわせた提案をしやすくなります。

特にサービスの特徴や強みはしっかりとUXデザイン会社に伝えるべきでしょう。それにより、その特徴や強みを活かしたUI/UXデザインが可能になります。

提案依頼書(RFP)を作成する

コンセプトが決まったら提案依頼書(RFP)を作成します。これは開発要件を明記したものであり、提示することで理解の相違や、後から言った/言わないの水掛け論を予防する効果が期待できるものです。

提案依頼書のなかには依頼の背景、目的、課題、ゴール、ターゲット、競合情報、アピールポイントといった事前に企画設計した事項に加え、スケジュール感や予算についても記載します。

業者選定と依頼

提案依頼書が完成したら、それをUXデザイン会社に送付し回答を待ちます。その際、1社だけだと予算やスケジュール的に依頼できない可能性があるため、複数の業者に送付するのがおすすめです。

回答を受け取ったらそのなかからUI/UX設計を依頼する会社を選定します。1社に絞り込めない場合はさらに追加の質問をおこなったり、打ち合わせをしたりするなどして最も自社に適した1社を選びましょう。

企画や設計の打ち合わせ

UI/UX設計の外注先が決まったら、実際の企画や設計の打ち合わせをおこないます。

特に重要なのが初回の打ち合わせです。両社のデザインに対する思いやスケジュールを一致させられるかどうかで、その後の進捗が大きく変わるかもしれません。

また、初回の打ち合わせの後も頻繁にやりとりや打ち合わせをすることが予想されます。その手段や頻度などについてもすりあわせておくと良いでしょう。

プロトタイプで検証・ローンチ

UI/UX設計で重要なのは、コンセプトよりも実際の使用感です。このため、完成品を作成する前にまずはプロトタイプで検証をおこない、フィードバックすべきといえます。

フィードバックで修正を依頼する際は、なぜ修正が必要なのかを明確化するようにしましょう。「なんとなく」ではUXデザイン会社はどう修正すれば良いのかわかりませんし、また意図と異なるものができあがる可能性もあります。

また、フィードバックをおこなう際はそれらの修正が適用されたかどうか、お互いに確認できるようにしましょう。納品後だと修正に追加コストが必要かもしれません。

制作会社を選ぶポイント

世の中には数多くのUXデザイン会社があり、そのなかから自社にあった会社を絞り込むのは容易ではありません。まずは以下で解説する2点を満たしているかどうかをしっかり確認してください。

得意分野が目的と合致しているか

UXデザイン会社と一口にいっても、得意としている分野は会社によってさまざまです。スマートフォン向けアプリが得意な会社、タブレットやPCも含めたマルチプラットフォームを考慮したUI/UX開発が得意な会社、Webショッピングサイトが得意な会社など、枚挙にいとまがありません。

このため、自社が依頼したいUI/UX開発が外注先のUXデザイン会社の得意分野であるかどうか、入念にチェックしましょう。

そのためには制作実績を確認するのがおすすめです。UXデザイン会社のWebサイトに掲載されている実績を見たり、過去の実績を問い合わせたりするなどして、自社のニーズにあったUXデザイン会社かどうか見極めるようにしてください。

品質管理や進捗管理がしっかりしているか

UXデザイン会社に外注する一番の理由は、優れたUI/UXの設計をしてほしいから。このため、外注先を決める際は誰もがUI/UX設計のスキルについてしっかりと確認するかと思います。

しかしながら、そのときにUI/UX設計スキルと同等かそれ以上に気を付けてほしいのが、品質管理や進捗管理体制です。いくらUI/UX設計スキルが優れていても、不具合やスケジュール遅延が多発したのでは開発プロジェクト全体に影響が出ます。

UXデザイン会社との打ち合わせの際に、品質管理体制や進捗管理体制についてしっかりと確認し、信頼できる外注先を見つけてください。

依頼時のコツ

UXデザイン会社にUI/UX設計を依頼する際のコツをご紹介します。

自社商材・ターゲットを洗い出す

UI/UX設計には王道はなく、時と場合にあわせた設計が必要です。たとえば若者向けのサービスと高齢者向けのサービスでは、求められるUI/UXはまったく異なるでしょう。

このため、UI/UX開発を依頼しようとしている自社のサービスがどのようなものなのか、そして誰をターゲットにしているか明確化することで、より自社にあったUI/UX設計の依頼が可能になります。

目標・目的を具体的にする

UI/UX設計を外注する最終目的は、アクセス数や売り上げの向上にあります。

しかしながら、たとえば広く浅く向上を図るのか、あるいは一部の熱狂的な層を獲得するかでは戦略が異なるため、より具体的な目標・目的の設定が重要です。

依頼範囲を明確にする

先述の通りUXデザイン会社が請け負うことができる内容は広範囲に及びますが、そのすべてを依頼する必要はありません。すでに自社にノウハウや技術があったり、情報漏洩を防止したかったりする場合は、依頼範囲を限定したほうが良いでしょう。

また、一般的に外注のコストは依頼範囲が広ければ広いほど上がりますので、依頼する範囲はしっかりと精査すべきです。

余裕を持ったスケジュールにする

開発には予想外の出来事がつきものです。場合によってはスケジュールに遅れが発生するかもしれません。このため、外注の際にはスケジュールに余裕を持って依頼することをおすすめします。

スケジュールに余裕がない場合、場合によっては一部の設計を諦めた状態でサービスをリリースすることになり、かえってユーザー離れを招くかもしれません。また、厳しいスケジュールでの開発はストレスが多く、外注先との関係悪化にもつながりかねないので注意しましょう。

UI/UX設計はUXデザイン会社に外注しよう

この記事で紹介した湯に、UXやUIの設計を外注するとさまざまなメリットが得られます。UI/UXはノウハウが必要な分野ですので、プロの手を借りることで結果的に低いコストで高い効果を得られるでしょう。

ただ、高い効果を得るには自社のサービスにあったUXデザイン会社の選定が重要。まずは自社の強みや目標、ターゲットなどを明確化し、その上で自社にあったUXデザイン会社を探すようにしてください。

【業界別】
アプリ開発による
DX取り組み事例

固定バナーpc