当サイトが厳選したDXコンサル会社46社の中から、ここではガートナージャパンを詳しくご紹介します。ガートナージャパンのDXコンサルの概要、得意としている分野や各分野サービス内容などをまとめています。世界中に多くの拠点を置くコンサルティング会社「ガートナー」の日本法人です。
ガートナージャパンは、アメリカに本社を置く経営コンサルティング会社。世界100ヵ国以上に顧客企業を持ち、かつ世界90ヵ国以上に約16,000名もの従業員を持つ大手コンサル会社の一つとして知られています。設立は1979年で、日本法人は1995年に設立されています。
コンサルティングにおいては、専門分野を持つ実務担当者が実用的な知見を提供する「ベンチマーク・アナリティクス」、企業が目指すべきロードマップの作製と業界別ベスト・プラクティスを提示する「戦略的コンサルティング」、最適な製品・サービスを最適な価格と条件で導入する支援「契約の最適化」を3つの柱に設定。各分野のプロフェッショナルが、中立的かつ客観的な立場から的確な支援を行います。
心に訴えるような美しい戦略ではなく、客観的で実行可能な戦略を重視するスタンスです。
2021年6月、ガートナージャパンは、日本企業におけるデータ利活用の現状について調査結果を公表しました。この調査結果によると、回答した企業の約6割がデータ利活用に対して問題意識を持っていること、および、そのうち約2割が組織全体の課題として認識していることが分かりました。
また同じ調査において、ビジネスにおけるデータ利活用の成功要因となるものに関し、「活用できるデータの種類・量・品質」が59%と最も多く、次いで「データ分析のスキル」が41%、「ビジネス部門の理解や協力」が35%と続きました。逆に阻害要因となるものに関し、「スキルや人員の不足」「データ・リテラシーの不足」「予算不足」などが上位に並びました。
ガートナージャパンでは、ビジネスの成否を決める大きな要素の一つとして、データの利活用を重視しています。とりわけ「データ・リテラシー」の向上に向けた投資は優先すべきものという位置づけです。
一方で、データ利活用が進んでいない企業に対しては、初期段階から大幅な向上を目指すやり方ではなく、一部の人員から少しずつ専門的な分析スキルを習得させるやり方を推奨しています。
各種コンサルティング業務において、ITを活用した戦略的コンサルティングソリューションを展開しているガートナージャパン。戦略上の重要なポイントとして「デジタル化の加速」「組織機能の向上」「コストの最適化」「セキュリティとリスク管理」「テクノロジー市場の成長」の5点を掲げ、それぞれに独自のソリューションを提示しています。
ソリューションの提示方法としては、豊富な経験と広い知見からなるコンサルティングの他、各種ツールの提供も支援。各企業の実態に応じたDX推進を前提に、最適なツール導入の支援を行っています。
DX推進という巨大な変革の真っ只中にある企業にとって、セキュリティ問題への取り組みはDX推進と同時進行で行うべき重要な課題です。
ガートナージャパンでは、DXに取り組む全ての起業に対し、セキュリティ対策の重要性と具体的な施策を啓蒙。ITコンサルの専門的な立場として、急変するIT環境の中でのセキュリティ対策は一層複雑化しているとの認識を示しています。
複雑化するセキュリティ対策において、同社では、セキュリティ・リーダーシップの在り方や俊敏化されたリスクマネジメントとセキュリティ運用、各企業におけるIT戦略に応じた的確なセキュリティマネジメントなどを重視。個別相談はもとよりセキュリティに関するサミットを開催するなど、独自の方法を通じてITセキュリティの重要性を伝えています。
とりわけ新型コロナ感染拡大に伴う社会経済構造の急変を背景に、基幹システムや企業内インフラを見直すべきとの声が拡大しています。現場では、従来のレガシーシステムでは対応できない事態に多く直面しているということなのでしょう。
このような状況に対するガートナージャパンからの回答は、基幹・インフラのリーダーにおける役割の重要性。テクノロジーの革新を取り入れた戦略的な基幹システムの導入において、リーダーが力強くプロジェクトを牽引する必要があると解きます。
基幹システムに関するプロジェクトを牽引するためには、ステークホルダーたちの期待事項を確実に把握すること、価値を提供する方法をよく理解すること、目標・目的を明確に伝えることが必要。ガートナージャパンが蓄積してきた経験とノウハウ、およびツールやリサーチ力により、あるべき基幹システムの企画・立案を企業別に提示しています。