当サイトが厳選したDXコンサル会社46社の中から、ここでは日立コンサルティングについて詳しくご紹介します。提供しているDXコンサルの概要、得意としている分野や各分野サービス内容などをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。設立以来、同じ日立グループを中心に多くの企業へDX推進支援を行ってきたコンサル会社です。
日立コンサルティングは、2002年に設立された日立製作所100%出資の経営コンサルティング会社。マネジメントコンサルティング、業務コンサルティング、ITコンサルティングの3領域を軸に、事業戦略や新事業構想、業務改革、働き方改革、IT構想、デジタル技術活用など、あらゆる業界のビジネス展開の根幹となる部分に対し、専門的な立場から質の高いコンサルティングサービスを提供しています。
DX支援においては、仮想と現実との行き来を大切にした世界構成を模索。デジタルを通じて仮想世界に蓄積されたデータを適切なツールで分析・判断・処理し、その上でしっかりと現実社会に対してフィードバックを行うことを重視。仮想世界でのシミュレーションが現実世界に適用されなければ世の中は変容しない、との当然至極の思考を実直に推し進めます。
いかにして仮想と現実の循環を自社ビジネスに取り込むか。的確に取り込んで競争優位性を構築することこそが、日立コンサルティングの目指すDXコンサルサービスです。
あらゆる事象にテクノロジーが深く関与している現代、クライアント企業がテクノロジーとの関連の中でビジネスをより優位に展開できるよう、日立コンサルティングではDXの視点から様々なサービスを提案しています。
同社のビジネス領域におけるDXビジネスサービスは、「エクスペリエンス」「デジタルビジネス」「アナリティクス」など。中でも特に新事業に関するサポートに積極的で、クライアント企業が開発した新サービスがユーザーニーズにマッチしているかどうかの事前検証(価値検証のためのリサーチコンサルティング)、およびデジタル技術を活用した新事業の立ち上げ支援(デジタルビジネス創出支援コンサルティング)などを主導。DX到来後の世の中を見据えた長期的な視野で戦略を立て、質とスピードを重視したコンサルティングサービスを提供しています。
これまで多種多様な企業のDX推進をサポートしてきた日立コンサルティングですが、関わった多くの企業における課題がデジタル人材の不足。仮に外部からデジタル人財を迎えることができたとしても、自社のビジネスモデルに深い理解がなければ有効なDX実現を導くことができないため、日立コンサルティングでは「デジタルスキル+自社ビジネス業務」の両方に精通した人材の育成が大事であるとクライアント企業に伝えています。
この考え方に基づき、日立コンサルティングではDX人材に関する3つのプロセスを設定。1つ目が「求める人材像とスキルセットの策定」、2つ目が「人材戦略・育成計画の立案」、3つ目が「モチベーション向上を誘引する制度設計の提案」です。
これら3つのプロセスに基づいたサービスを「DXに特化した人財戦略・育成計画策定コンサルティング」と命名して商品化。各企業の実態、実情に応じたオーダーメイドでのDX人材コンサルティングを提供しています。
大半の企業ではITをベースにした基幹・インフラシステムを整備しているものの、現行システムは巨大化・複雑化してしまっているとの理由で、システム刷新のための現実的な中期計画立案が遅々として進んでいません。
日立コンサルティングでは、これまで日立グループに提供してきた事業支援経験やノウハウをもとに、いわゆるレガシーシステムの脱却から新システムの導入までを現実的な視点からサポート。長く未来に受け継がれうる実現可能な基幹システムについて、細やかな計画策定を支援しています。
支援のプロセスは「現状把握・課題抽出」「課題整理・分析」「資産移行先分類」「優先度検討」「全体計画作成」の5段階。計画作成後は、クライアント企業の要望に応じて日立グループ会社と連携し、RFPの策定やベンダー選定、PMO選定までを一貫して支援することも可能です。