新規事業への参入に向けアプリを開発する場合、開発にかけられる時間・コスト・技術難易度を計画に組み込む必要があります。
今回はタイプの異なる2つの事例をもとに、ニーズに合う開発方法をご紹介します。
新しい動画配信サービスを構築するにあたり、クライアントのリソース不足と高難度の技術が必要になることが大きな課題でした。
事業拡大のために意見を出し合い決定した貴重なアイデアに対して、リソース不足と技術難易度の高さは、しばしば大きな壁になります。また、外部発注を行う場合、運用方法も考える必要があります。
モンスターラボ社ではクライアントへの技術支援だけでなく、競合他社へのリサーチにより、加熱する市場の優位性が確立できる方法を模索。難しい技術部分は海外チームを活用し、中流工程の実装まで行いました。
新規事業として立ち上げた動画配信プラットフォームは、2018年には、国内有数のアクティブユーザーを抱えるアプリに成長しました。
また運用面の問題は、クライアントの社員で対応できるよう、開発過程から徐々にクライアント側に引き継ぐ工夫を施しましました。
本来の業種からまったく異なる業種への参入で、業界ではかなりの後発。開発スピードとユーザビリティ重視のアプリ開発を行う必要がありました。
新規事業として考えていたアイデアをすべて実現するにはコストと時間が必要となり、大切なアイデアがアプリ開発を進める壁となりました。
開発スピードとユーザビリティを優先し、パッケージ化されたアプリのカスタマイズが可能なヤプリ社を採用。
アプリの仕様を軌道修正しながら開発を行い、開発スピードは実質3~4ヶ月ほどで完結。誰でも直感的に操作できるシンプルなUI(操作画面)を採用しました。
クライアントが持っている訴求力とアプリのユーザビリティの高さから業界への浸透も早く、目標ダウンロード数を突破。
実現したいアイデアを取捨選択し、段階的にアプリを進化させることで、新規事業の参入障壁をクリアしました。
新規事業参入に向けたアプリ開発を外注する場合、次の2つの型のどちらが事業計画に合うか検討しましょう。
フルスクラッチ型:モンスターラボ社の事例
パッケージ型:ヤプリ社の事例
新規事業において、何を重視するかを明確にしたうえで、アプリ開発会社の方法性と照らし合わせるとスムーズに案件が進むでしょう。