社員のエンゲージメント向上のためアプリの活用を検討する場合、課題を明らかにする必要があります。今回はタイプの異なる2つの事例をもとに、エンゲージメント向上にアプリがどう貢献したか見ていきましょう。
社員のエンゲージメント向上のため地元で使えるクーポンを配布する福利厚生アプリの開発を計画。
しかし、アプリ開発に関する専門知識をもつ人がおらず、実現性の検討や要件定義からUX/UIデザインに至るまで、全工程をワンストップで行えるパートナー選びが最初の課題でした。
開発期間短縮のため、アジャイル開発で案件を遂行。元となるサービスの操作性を損なわない福利厚生アプリを開発しました。
さらに、アプリユーザーがアプリに登録するためのステップも可能な限り抑え、使ってもらえるアプリを目指しました。
アプリ利用ユーザーの、エンゲージメント向上に貢献。福利厚生アプリ上で優待クーポンを発行する店舗も増加し、いっそうのエンゲージメント向上を期待しています。
現在も、ユーザーの声に応じた追加機能実装を行うため、モンスターラボ社による開発が進行中です。
店舗をもつメーカーにとって、日々アップデートされていく製品情報をいかに早く、正確に、店舗スタッフへ連携するかが大きな課題でした。
新たな情報を集合研修で伝えることに限界を感じ、新たな手法を検討していました。
さまざまな情報をアプリに集約。店舗スタッフの誰もが、いつでも新しい情報に触れられる環境を作りました。
ただ情報をまとめるだけでなく、スクロールで改ページを行えるなど、ユーザビリティにも配慮した設計です。
店舗スタッフが簡単に欲しい情報を得られるようになり、仕事や学習に対するエンゲージメントが向上。
学びやすい環境は社員満足度や働きがいに繋がり、結果的に接客クオリティの向上につながりました。
社員エンゲージメント向上のためにアプリの活用を検討する場合、目指すアプリがどちらに近いか検討してみましょう。
1:自由度の高いフルスクラッチ
モンスターラボ社の事例のように、これまでになかったアプリをゼロから構築したい。開発時間や費用はそれなりに多く取ってある、もしくは取る予定。
2:パッケージを活用しカスタマイズで実現
ヤプリ社の事例のように、すでにあるアプリを自社に合わせてカスタマイズ。比較的短い期間で安価に開発をしたい。
アプリ開発を行う会社は、それぞれの強みがあります。開発を検討しているアプリがどちらに適しているか検討した上で依頼先を選ぶと、案件がスムーズに進むでしょう。