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アプリ開発のテスト

アプリ開発においては、運用に至るまでの間に動作確認などを行うテストフェーズが必要になります。設計フェーズにおいて立てられたスケジュールを前提とし、さまざまなテストを実施していきます。ここではテストの種類や、それぞれで何を見る・やるのかを紹介していきます。

機能テスト

企画内容に即した内容のアプリになっているか

機能テストにおいてはそもそもの話として「当初の仕様を満たしているかどうか」を確認します。アプリはシステム、サブシステム、各プログラムといった改装で表現されているため、機能テストはあらゆるレベルで実施をする必要があります。フォーム入力後のデータは正しく格納されるか、画面遷移は問題ないかなどさまざまな確認を行います。

ユニットテスト・結合テスト・システムテスト

プログラムにおけるそれぞれの単位でテストを実施するユニットテスト、それぞれのユニットを同時に稼働して機能するかを確認する結合テスト、それぞれのテストを踏まえた最終段階のシステムテストも機能テストの段階で行われます。バグやエラーは早い段階で発見・修正をした方が工数やコストを抑えることができるため、この段階のテストもしっかりと行うことが重要です。

性能テスト

ネットワークのテスト

要件を満たして動作するかどうかの性能を確認するものが性能テストと呼ばれます。ユーザーがアプリを使用する場面はさまざまなものが想定され、ネット環境でいうと3GやWi-Fiなどがあります。ネットワークのテストとしてはこれらさまざまな環境からユーザーがアクセスすることを想定し、問題なく動作するかどうか、また仕様通りに動作するかどうかなどのチェックを行います。

パフォーマンステスト

アプリを動作させたときに、どのようなパフォーマンスを実現するかというチェックも欠かせません。例えばボタンを押してから応答までの時間がどれくらいかかるのか、命令を送ってからのレスポンスはどの程度で返ってくるかなど、さまざまな観点からパフォーマンスのテストを行います。

負荷テスト

ストレステスト

アプリケーションは、通常の状態では普通に動作しても負荷をかけ続けると不具合を起こすことも考えられます。そのため一定の負荷をかけて正常に動作するかの確認を行うのが負荷テストであり、そのうち予想以上に負荷をかけた場合にどうなるのかを確認するのが「ストレステスト」です。

ロードテスト

ロードテストは上限に限りなく近いアクセスを受けた場合や、想定されている最大のデータ処理を行った場合に要件通りの動作を行うかどうかの確認を行います。一見するとストレステストに似てはいますが、ロードテストにおいては正常に動作すると想定されている最大負荷から処理能力を測ります。

セキュリティテスト

ブラックボックステスト

テスト対象となるアプリに関する情報を、テスト実施者が得ることなく実施することをブラックボックステストといいます。ゼロ知識テストとも呼ばれることがありますが、テスト実施者が公に入手可能で発見できる情報の可能な用途を模索するという意味合いであり、実際にサイバー攻撃を実施する攻撃者のようにふるまいながらテストを実施します。

ホワイトボックステスト

完全知識テスト、とも呼ばれるホワイトボックステストは、テスト実施者がアプリに関する知識を持っている状態で行うテストです。この知識にはソースコードやドキュメント、図などあらゆるものを含み、ブラックボックステストよりも高速なアプローチを行うことができます。透明性があり、追加の知識が得られるためテスト実施者はより洗練されたきめ細やかなテストケースを実施することが可能です。

グレーボックステスト

ブラックボックステスト・ホワイトボックステストの間に位置するタイプのテストがグレーボックステストです。テスト実施者には一部の情報だけが提供され、その他については発見されるものとして実施されます。このタイプのテストではテストケースの数やテストにかかるコスト、スピード、スコープなどにおいて妥協点であるといえます。このグレーボックステストは、セキュリティ業界でも最も一般的な種類のテストです。

UIテスト

ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースは「UI」とも略して呼ばれますが、アプリの画面をユーザーから見たレイアウトやデザインなどいわゆる「見た目」をいい、ナビゲーションやエラーメッセージがどう出るか、さまざまなブラウザでどのように見えるかといったクロスブラウザテストなどを行います。

ユーザビリティ

ユーザビリティとはいわゆる「使いやすさ」のことを言いますが、目的のために有用であるかという点が重要です。アニメーションの稼働がどのように出るか、入力までにどれくらい時間がかかるかなど、目的を達成するために必要な動作が行われるかをテストします。

テストを重ねて品質管理を

リリース後におけるユーザーからのクレームやアプリの不具合を避けるためには、いかにしっかりとテストを行いエラーを改善するかが重要です。アプリ開発のパートナー選びは、抜け目なくテストを行いしっかりと品質管理を行ってくれる会社を探すようにしましょう。

【業界別】
アプリ開発による
DX取り組み事例

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